今季初となる実戦に「１番・右翼」で先発する。相手のバッテリーは、ともにドラフト１位で入団した３年目の小園と２年目の松尾。三浦監督は「皆さんに喜んでもらう狙いもある」と起用の意図を説明し、投打の有望株によるアピールに期待を寄せた。

社会人時代にも先頭打者を務めた経験がある度会は、積極性を持ち味とする。キャンプでは初のフリー打撃で初球を捉え、柵越えを放った。「好きな打順」という１番で強みを発揮し、定位置争いで好スタートを切りたいところだ。

横浜高の同級生でチームメートとなった松本隆を介し、入団前に小園と食事をともにした。１歳下のクレバーな右腕を「大人な性格」と評し、「本格派で力があって完成度が高い。対戦が楽しみ」と心待ちにした。

この日は雨の影響で室内でバットを振り込み、第２クールを締めくくった。「がむしゃらに自分らしさを出したい。持っているものを全て出してアピールできるように頑張りたい」。注目を集める初実戦で臆せずスイングする。（鈴木智紘）